2015年07月09日
伊達・星の丘小中学校女子主将が剣道通し多くの出会い
6月下旬、苫小牧市内で剣道の中体連胆振大会が開かれた。伊達・星の丘小中学校(佐竹ひろみ監督)の主将で中学3年生の女子部員(15)が、個人戦に臨み初戦で散った。佐竹監督は「負けたけど、やってきたことを出し切ってくれた。3年間頑張ったね」と涙を流す教え子をたたえた。
同小中学校は、児童心理治療施設に入っている児童、生徒が通う道内唯一の学校として2006年(平成18年)に開校した。佐竹監督は5年前に赴任し、剣道クラブを13年から「部」として、中体連大会に出場。現在は児童、生徒計4人が稽古に励む。
「子どもたちが、興味を持ちやすいような言葉を使い、時には冗談も交えながら教えています」と佐竹監督。子どもたちは集中力がつき、長い時間の稽古もできるようになった。週3回の稽古のうち2回は、地元の伊達網代道場や佐竹監督出身の久保内剣友会に通い、交流とレベルアップを図る。紅蜘蛛
その女子部員は1年の春、佐竹監督らに勧められ入部した初心者だった。当初は、打たれては「痛い」と泣いていた。しかし「つらい時もあるけどその分、楽しいことが多い」とのめり込み、キャプテンとして部を引っ張った。
最後の試合は延長戦の末、惜敗。「必死だったので何を取られたか覚えていない。たぶんメンかな」。勝ちたかったから「悔いは残った」。しかし剣道で「メンタル面が強くなった。多くの人と出会え、人と話すことが何よりも楽しいと思えた」と続けた。
中体連は終わったが、部活は卒業まで続けるつもり。「進学先に剣道部がなくても何か部活には入ろうと思う」。佐竹監督は「3年間頑張り抜いたことを自信に感じてほしい。剣道を通し『やればできる』を感じてくれれば」。大きな声を出し、一生懸命に竹刀を振る彼女の姿に目を細めた。
同小中学校は、児童心理治療施設に入っている児童、生徒が通う道内唯一の学校として2006年(平成18年)に開校した。佐竹監督は5年前に赴任し、剣道クラブを13年から「部」として、中体連大会に出場。現在は児童、生徒計4人が稽古に励む。
「子どもたちが、興味を持ちやすいような言葉を使い、時には冗談も交えながら教えています」と佐竹監督。子どもたちは集中力がつき、長い時間の稽古もできるようになった。週3回の稽古のうち2回は、地元の伊達網代道場や佐竹監督出身の久保内剣友会に通い、交流とレベルアップを図る。紅蜘蛛
その女子部員は1年の春、佐竹監督らに勧められ入部した初心者だった。当初は、打たれては「痛い」と泣いていた。しかし「つらい時もあるけどその分、楽しいことが多い」とのめり込み、キャプテンとして部を引っ張った。
最後の試合は延長戦の末、惜敗。「必死だったので何を取られたか覚えていない。たぶんメンかな」。勝ちたかったから「悔いは残った」。しかし剣道で「メンタル面が強くなった。多くの人と出会え、人と話すことが何よりも楽しいと思えた」と続けた。
中体連は終わったが、部活は卒業まで続けるつもり。「進学先に剣道部がなくても何か部活には入ろうと思う」。佐竹監督は「3年間頑張り抜いたことを自信に感じてほしい。剣道を通し『やればできる』を感じてくれれば」。大きな声を出し、一生懸命に竹刀を振る彼女の姿に目を細めた。
Posted by 清水 at
16:13